CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
<< 引渡式 | main | イス >>
安全安心
アスベスト問題
性急で、大きな社会的課題である。
石綿の危険性は87年に学校校舎の吹き付け材として社会問題に
なり、すでに広く知られていた。にもかかわらず、国は代価品が
ないことと、その汚染源と被害との因果関係を立証が困難との理由
で放ってきた。疫学調査を行ってきたのか、怠ってきたのか、その
事実さえわからない。
事実的な補償制度が立ち上がりつつあるが、行政、専門家の責任は
重い。人災である。

水俣病
不知火湾の魚を食べた猫が踊り狂って死んでしまうこのイメージが
脳裏に焼きついている。この公害が世の中に明らかになって50年
が経っている。チッソ工場から流れ出た有機水銀を含む廃液を原因
とする病気を「水俣病」と呼ばれているが、ことはまだ解決していない。
水俣病の未認定患者が国、熊本県、チッソを相手取り、自分たちを
患者と認定して賠償金を払うよう求めて訴訟を起こしている。
公の害というものがいかに時間を越えて影響を及ぼすものか?
人災に対する対応のあり方が問われている。

BSE問題
米国産牛肉の輸入再開が現実的なスケジュールとなってきた。
「消費者の判断に委ねる」とした食品安全委員会のプリオン専門
調査会の答申とはなんだろう?国の公的な責務とはなんだろう?
BSE問題の病原体である異常プリオンの潜伏期間は5年から10数年
とされる。本当の脅威はこれから始まるのである。
行政、専門家は新たな人災を生み出そうとしている。
「自分のことは自分で」「自己責任」かつての論議の延長上にある
思考の過程に陥っている。

JR宝塚線脱線事故
人災を招いたのは国でなく、民間企業の場合である。
「利益優先の経営のために安全が軽視された」ことに原因がある。
つまり利益拡大のために、安全性も含め、経費削減を行った。
\瀏、人的な稼働率をUP
安全に必要な設備投資を控える
人的増加を抑える
もしダイヤに余裕があったら、もし新型ATS(自動列車停止装置)
が整備されていたら、もしベテラン運転士が同乗して危険が回避
できたら、安全性が少しでも確保できたかもしれない。

われわれはどうしたらよいのだろう?「安心」を得るために!

国、専門家の唱える「安全」をうのみにはできない。
かつて専門家といわれる人たちは科学的な正解を全て知って
いるとされてきた。解明されればされるほど、未知の部分も増えるのだ。
科学の目的は\睫世任ること∪い涼罎量鬚卜つことだ。だが
疾患の多発の「メカニズム」が説明されるまで、またそれらの要因が
明確になるまで待つ時間はない。
国民、消費者を無視してはいけない。
われわれは「委ねられた」リスクからわが身を守らねばならないのだ。

「リスク&ベネフィット」では成立しない。
「閾値(いきち」という考え方がある。有害物質の容量と生体反応を調べ、
「このくらいならば影響ない」といわれるその値のこと。
物理学者の武谷三男は「放射能に僻地はない」と言っている。
この「閾値」に相当するリスク、負ってはいけないリスクもあるのでは
ないか?

企業における安全性のあり方とは?
現場の人たちが「自分の仕事の目標は利益ではなく、安全が優先」
と自然に考えられる環境を、トップが利益追求とともに考えられるか
が今後問われる企業イメージであろう。

*出典資料
朝日新聞 2005/1/13 「ネオ・エチカァ
朝日新聞 2005/6/6 「小林慶一郎のディベート経済」
朝日新聞 2005/9/21 「かがく批評室・津田敏秀氏」
朝日新聞 2005/11/12 投書「福岡伸一氏」
住宅建築 2004/12月号「廃棄物処理問題の現実」関口鉄夫氏
文藝春秋 「もう牛を食べても安心か」福岡伸一氏
| 社会 | 10:26 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
米国はこんな育て方を続けているようです。米国はそのうち隠し切れなくなって大変なことになるのではないでしょうか。

【牛に鶏糞】鶏糞への肉骨粉混入率を30%程度とFDA要官見積(=年間30万トン?)
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/c35a71a82981c6c137518f281eb161c0
| Mariko | 2005/11/15 4:26 PM |
mariko 様

ありがとうございます。
環境リスクに関する疑問はますます
広がる一方です。
これからも拝見させて頂きます。
| kyuatelier | 2005/11/15 5:04 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.kyu-site.com/trackback/68228
トラックバック