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天国でつくられた書店

清掃、修復されたフレスコ画の描かれた高い天井がアッパーライト
で灯されている。一年中、誰もが気軽に入れて好きな本を探し
祭壇カフェでくつろぐ、そんな時間をすごす。
ここは13世紀の教会内に設けられたオランダ大手書店チェーン
「セレクシス」のマストリヒト店だ。

2000年、マストリヒト市は市所有のこの教会の有効利用を図る
ため、歴史的建築物としての教会修復と、市民の集う文化的な
場所づくりを条件に民間企業に求めた。
これに応えたのが「セレクシス」だった。

「ネットで本を買うよりも、町に出て本屋に行く方が楽しい」
人が集まる店づくり、優れた建築デザインのマーケティング
の根底には、そこに働くひとびと、集まるひとびとの「文化」
を感じさせる。

先日の台風が過ぎ去る間、このような場所で一時を過ごす
ことができたら、どれだけ豊かな時間となったことだろう。


本の紹介:「世界の夢の本屋さん」  株式会社エクスナレッジ

| 本から | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
信頼
  
 完璧な国などないわけですね。
 かならずどこかで間違いを犯します。
 その間違いを、自分で気がついて、自分の力で必死で
 苦しみながら乗り越えていく国民には未来があるけれど、
 過ちを隠し続ける国民には未来はない。
 つまり、過ちに自分で気がついて、それを乗り越えて苦労
 していく姿を、他の国民が見たときに、そこに感動が生ま
 れて、信頼していこうという気持ちが生まれるわけです。
        (「日本語教室」井上ひさし著 新潮新書から)

井上ひさし氏が亡くなって一年が過ぎた。
氏は多くの言葉を残し、「日本語」にこだわり続けた。
「日本語」を通じて、あるべき日本の姿を具体的に語り
続けてきたのだった。

| 本から | 14:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
壁と卵
 1984年、21歳の青年がモスク前で絞首刑に
処せられた。欧州での留学を終えて帰国した
青年はカダフィ体制に疑問を投げかける言動
で知られていた。
 処刑は公開された。死に切れない青年の足元
に政府職員がぶら下がって息の根を止めたこと
を記憶している住民が多い。「見せしめのため
に殺されたんだ。逆らったらどうなるかを示す
ために」
       *2/28日付け 朝日新聞より抜粋

リビア情勢が気がかりです。
表題の「壁と卵」は2年前、エルサレム賞受賞
の挨拶として村上春樹氏が放った言葉です。
「システムと個の魂」と置き換えてもよいでしょう。
何度も何度もかみ締める言葉です。

参考:「雑文集」村上春樹 新潮社
| 本から | 11:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
縁(えん)

本から

「ひとり」か、「家族」か、生きていくかたちの
選択はけして本人だけが下した結果ではない。
ただ、不安を抱いたとき、何か壁に直面したとき、
一緒に乗り越えていこうという「ひと」と「ひと」の
関係を保ち続けることが、生きていくことにつながる。




「無縁社会」NHK「無縁社会プロジェクト」取材班編集 文藝春秋



「家族新聞」浅田政志、共同通信社 幻冬社

| 本から | 09:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
読書
 
田植えによって廻りの色が変わる。
この時期にしては寒い。
まだまだ暖房の傍で読書が心地よい。

| 本から | 16:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
洗心
 

だれもが、神仏に「願いが叶いますように」
と祈る。
その祈りを捧げる前に手を洗おうとすると、
手水鉢に書かれた「洗心」の言葉が目に入る。
願いをかけるということは、期待するという
ことだ。
期待したこと以外のことが起これば、その人
を失望させる。
その失望からそのひとを救うのがこの「洗心」。
「神様の言葉を聞くのに邪魔になるようなこと
を、心から予め洗い流しておこう」
起こったことをそのまま受け止める自由な心
を持てば、未来は怖くない。
怖れずに迎え入れた未来は、とても純粋な
姿をしている。

PIEBOOKS「ZENGO禅語」から抜粋
| 本から | 12:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
塩の道



塩は人間が生きていく上でなくてはならないものである。
塩それ自体が我々のエネルギーになるものではなく、
循環の機能を助け、健康を保全する働きをする。

それゆえ古くから海水をそのまま煮詰めて採っていた
塩は、海と山を結ぶ物流システムの要因を創ったことに
なる。

江戸町屋の屋根に葺かれた横葺き板は、長野県乗鞍
辺りから切り出された「榑(クレ)」と呼ばれる材木で、
塩を牛の背中に運んできた帰りに江戸へ持ち帰った
とされる。


著者の宮本さんのテンポ良い文章に引き込まれます。



「塩の道」  宮本常一著  講談社学術文庫
| 本から | 11:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
WIPE


この表紙に目を奪われてしまった。
その柔らかそうなオシリをソフトな布でソッと拭いて
あげたくなるからだ。
その布がウンチ色にデザインされた黄色のオシメ
だとしたら・・・。
ついそんなイメージをしてしまう。

ちょっと見て「ウん?」とわからなくても、やがて
「あア!」と胸ときめくデザイン。
それが 「WITHOUT THOUGHT」の醍醐味と
プロデューサーの河嶋さんは言う。
日常的な感覚をくすぐる、楽しめる一冊。


「WITHOUT THOUGHT VOL..8 WIPE」
ダイヤモンド社
| 本から | 18:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
+2℃



過去から現在、そして未来へ向かう分かれ道

まずは「パラパラとめくって欲しい」と、この本は言っている。
かつてガガーリンが見たであろう青い大陸が湯気のような白に変わり、
静かな海洋を示す黒い色が熱いオレンジ色に変わっていく。
スーパーコンピューターでシュミュレートされた1950年から2100年
までの150年間の平均気温分布図がヴィジュアルに表現されている。
タイトルの「+2℃」とは温暖化効果ガスの濃度が550ppmに達する
時、すなわち工業化以前と比較して地球の平均気温が2℃上昇する
時、「地球温暖化時限爆弾」のスイッチが入ることを意味する。

1982年、グリーンランドで過去数十万年分の氷を調べていた
デンマークの科学者ウィリ・ダンスガードらが興味ある発表を行った。
「わずか数百年の間に地球の温度が激しく振動していた時期があった。
農耕文化が始まってから現代までの1万年が奇跡的に気候が安定
していたにもかかわらず・・・」
事実2000年時点で0.6℃上昇している。
そしてこのままいくと2028年には2℃を突破してしまう。
いま、その分かれ道にわれわれはいるのだ。

子どもたちの未来のために。
         
          


出典: 「気候変動 +2℃」 ダイヤモンド社 山本良一責任編集
| 本から | 08:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ジェフリー・バワ  geoffrey bawa




湖の対岸からのそのたたずまいはまるでジャングルとしか見えない。
唯一それらの木々がない部分に向かって緩やかなスロープのアプロ
ーチを進むと、巨岩と直線的に構成されたオープンエアが現れる。
そこにサリーをまとったスタッフが居なければ、レセプションカウ
ンターであることさえわからないであろう。
スリランカ中央部ダンブッラに建つカンダラマ・ホテル。
設計を担当したのは1919年生まれのジェフリー・バワ。
ホテルのための土地探しから参加し、当初から明確なイメージを
抱いていたが、この土地を選択することがバフを大きく悩ます
ことになった。古い寺院が残る一画にレジデンスウイングが抵触
し、更に建設が与える貯水池の環境変化が問題となったのだ。
勾配屋根からフラットな屋根に変更と、土地を大きく変えること
のない計画を余技なくされたことにより、ジャングルに埋没する
このホテルが生まれた。障害が新たなホテルのあり方を生み出した
と言える。
その後、癒し系建築のモデルとしてアマンリゾートに取り入れら
れていくことになる。
また、46年前に建てられたコロンボの事務所兼自宅は都市型
コートハウスとして改装を加えられながら、ホテルとは違った
心地よさが生まれていることも付け加えておきたい。

出典:「pen」2006/7/1号 阪急コミュニケーションズ
   「BAWA geoffrey bawa:the complete works」
david robson Thames&Hudson

| 本から | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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